明日の自分へ

高校教員です。朝か夕方に、ほぼ毎日なにか書きます。

経験した人しか本当の共感はできない

「行きたくないんじゃなくて行けないんだよ」



少し心が疲れていた女性の友人がいるんですが、その友人の話は女性の方が分かるのかなと思い、僕の彼女を連れて一緒に食事に行ったことがあります。

その友人も彼を連れてきていたのですが、その彼が「やっぱり仕事行きたく無いだけなんじゃん」と僕の友人に言った時に、僕の彼女が言った言葉が「行きたくないんじゃなくて行けないんだよ」でした。

その日、友人と僕の彼女はほぼ初対面だったのですが、その言葉を聞いて1日で彼女の事を信頼したようです。



最近は、男性が~とか女性が~とかって発言は差別を生みかねない風潮になっています。でも、やっぱり体調の事とかは男女差あると思いますし、もちろん男性でも心が不安定になりやすい方もいます。

ただ、その場面を見ていて僕が感じたのは、共感してもらえるだけでどれだけ心が救われるかって事です。

僕もその友人の話は聞くこはできますけど、そういった状態になったことが無いからなかなか分かってあげることはできません。

でも、彼女が「行きたくないんじゃなくていけないんだよ」と言った時の友人の顔がすごく明るくなったのは印象的でした。



相手に共感できるかというのは非常に大切な能力ですが、本当の意味で共感できる人ってそれについて経験した人しかできないと思います。

そういった意味で、多様なつながりを持っていることは心の安定に繋がるんやなぁということ、また誰かと誰かをつなげげて問題を解決する事って楽しいなぁって感じる出来事でした。