明日の自分へ

高校教員です。朝か夕方に、ほぼ毎日なにか書きます。

やりたいこと、将来の夢ってどうやってみつけるの?

人生の幸せの半分は結婚、その半分(4分の1)は子ども、その半分(8分の1)は仕事だそうです。つまり、結婚、子ども、仕事で人生の幸せの8分の7を占めていて、あとの幸せは残りの8分の1だそうです。

 

今日は、その仕事についてです。

 

仕事は人生の幸せの8分の1を占めているわけですが、人生100年時代と言われている中で、8分の1というと約12年分という事になります。12年分って結構ですよね。どんな仕事に就くかは、人生を幸せに過ごすためにも大事だという事はやはり大切なことです。

 

また、昔は仕事は人が嫌がる仕事をする人や、上のいう事を忠実に聞く人が成功していましたが。しかし、そんな仕事は最近では機械がやってくれます。

 

では、どのような仕事に就けばいいのか?ここでよく言われるのが、「自分が好きな事を仕事にしよう」ということです。

 

ただ、教育現場に出てみると、そもそも自分の好きな事って何だろう?という子が多いなと感じます。好きな事もないし、やりたいこともない。

 

その原因として2つあると考えていて、1つはだいたいのものは望めば手に入ってしまうという事が考えられます。尾原和啓の『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』では、望むものがすぐに手に入るがために欲が無い、そんな世代の事を「乾けない世代」と表現しています。

 

おなかがすいたと思えばコンビニに行けばいいし、暇だと思えばネットに行けばいいし、だいたいのものは望めば手に入ってしまうんです。だから、乾くことができない、やりたいことがなかなか見つけられないという事があるんだという事が考えられます。

 

もう1つは、やりたいことや将来の夢を「決めなくていい」ということです。具体的に言えば、中学校を卒業すれば高校に行き、だいたいの人が大学に進学する世の中になった今、大学までは何も考えずに遊んでいる事ができます。

 

総合学科普通科と呼ばれるところに行けば、「とりあえず入ってみてからやりたいこと決めればいいか」でいいわけです。入ってから決めればいいということは、入ってからもとりあえずは決めなくていいという事にもなると思います。

 

そして、とりあえず高校・大学に進学して結局非正規雇用で就職する。奨学金までもらってそれはちょっと損ですよね。

 

 

じゃあどうすればいいのか?そこは僕はまだあまり分かっていません。やりたいことってどうやって見つければいいのか?「将来の夢を見つけなさい」という指導をすることになるんやろうけど、それがどのタイミングで、どんなきっかけでみつかるのか。

 

子どもの将来を幸せにする上でそこを発見することは大切なポイントだと思うのですが、まだまだ答えは見つからなさそうです。