システム化は便利。しかし、それ以上に大切な事。

システム化していいなと思う事と、システム化しては子どものためにならないなという事があります。

 

保健体育の授業で言えば、授業が始まって最初の時間(体育館or運動場に来る→グラウンドを走る→準備運動をする→挨拶・健康観察を行うの流れ)はシステム化していい事だと思います。その方が効率がいいですし、子どもたちも体育の時間の最初にしなくてはいけない事の見通しが持てますし。

 

逆に、授業中の事はあまりシステム化しない方がいいんじゃないかなと思います。

 

確かにシステム化すれば、子どもたちも効率よく動くことができるようになると思いますし、教師側からしても指示を少なくできる等両方にとってメリットになる事は多いかもしれません。

 

でも、それって逆に言えば子どもたちの考える機会を奪ってしまっている事になる危険性があると僕は考えています。

 

「安全管理をするために○○はしないでください」

「効率よく回すために○○を最初にして、○○をして、それが終わったらローテーションして○○をしてください」

 

こうした分かりやすい指示やシステム化は確かに便利なんですが、それをしてしまうと安全管理を自分でできない子どもが育ってしまったり、先生の指示に従うだけの子どもに育ってしまったりする可能性があると思います。

 

俗にいう指示待ち人間ですね。

 

安全管理についてですが、最低限の事は子どもに伝える必要があると思います。しかし、なんでもかんでも言ってしまうのは違うのかなと思います。

 

だって、中学校や高校を出れば安全管理をしてくれる人(教師)なんていなくなってしまうんですから。社会に出て、自分で安全管理ができない状態ではそっちの方が大きな事故や事件に巻き込まれる可能性があります。怪我をさせないことよりも、どうすればけがをしないようにできるのかという技能を身につけるほうが大事ではないでしょうか?

 

 

システム化することは便利なんですが、いう事を聞くだけであれば人間よりAIの方が間違いなく有能です。そうじゃなくて、人間特有の「考える」という力を使って何かを創造できるような力を育むためには、あえて細かく指示を与える事を避け、子ども自身に考えさせることが必要ではないでしょうか?