「走り幅跳びの記録を伸ばしたところで彼らの人生にプラスになる事はほとんどない」なんて言えない

今日の帰り際、教育補助員の先生と体育の授業についてお話をさせていただきました。教育補助員の先生には1年生の体育の授業に入っていただいているのですが、僕の隠れ単元『学び合い』に引っかかっているようで、、、。

 

記録を伸ばしてくださいだけで、測定ばっかりしているのはちょっと危険じゃないか?

 

という旨のお話をしていただきました。

 

走り幅跳びの授業をやっているのですが、子どもたちにいつも伝えているのは、「クラス全員の記録を伸ばしてね」という事。

 

また、単元の最初には評価の3観点のことを話し

 

知識・技能→記録で評価するよ。

思考力・判断力・表現力→自分がどんなことを考えて課題に取り組んだのか(リフレクションシートの記述)で評価するよ。

主体的に学習に取り組む態度→「クラス全員の記録を伸ばしてね」という目標に取り組めてるかどうかを毎時間自己評価してもらって(リフレクションシートにA・B・Cを毎時間つけさせています)、それを参考にして評価するよ。

 

 

って感じで評価基準も彼らに話をしています。

 

僕としてはその目標に向かって「自分や仲間の課題を見つけ出し、それを解決することで記録を伸ばす」という事を単元を通してやろうと思っていました。

 

しかし先生は、「課題を与えていない」という風に見えていたそうです。先生からそう見えていたという事は、子どもからもきっとそう見えている。だから、ただただ毎回記録を測っているように見えているんじゃないかなと思います。

 

きっと、その目標を文字に起こして文章にして、彼らに渡しておく必要があるんだなぁと思います。そうすれば、目標をいつでも確認できますし。

 

本当に先生からは多くを学ばせていただいています。

 

 

 

ただ、僕が本当に考えている核の部分を先生に話す事ができませんでした。

 

正直、走り幅跳びの記録を伸ばしたところで彼らの人生にプラスになる事はほとんどないです。学校を卒業してから、あんな動きしないのですから、、、。

 

じゃなくて、課題に向かって自分の課題、仲間の課題、チームの課題を解決する過程を経験することによって社会で通用する力をつけてほしいと願って授業をしてます。

 

具体的には、最近大事だと言われている課題を見つける力を育むこと、他者と協力して課題を解決できるようなコミュニケーション能力、得意な事・苦手な事に対して誰かを助けたり援助を求めたりできる能力、相手のニーズに合わせてアドバイスしたりする能力等です。

 

 

先生は、僕に今まで先生が経験してきたことを基に、課題の与え方や評価の仕方、助言の仕方などを教えてくれました。ただ、そんな先生に、「正直、走り幅跳びの記録を伸ばしたところで彼らの人生にプラスになる事はほとんどないです。学校を卒業してから、あんな動きしないのですから、、、。」なんて言えません、、、。そんな事言った日には明日から支援をしてもらえなくなるでしょう。

 

僕は、自分の教育観よりまずその先生とのつながりを大切にしました。この選択は間違ってないと思っています。

 

その部分を省いたとはいえ、僕の教育観を先生にしっかりと伝えることができなかった。まだまだやなぁ。

 

僕の心の奥にある教育観についてはきっと変わりませんが、課題の与え方については先生のヒントを活かして明日から授業をしていこうと思います。

 

具体的には、今までのイメージでは単元『学び合い』だったのですが、1時間ごとの『学び合い』にするという感じですかね。こっちの方が受け入れてもらえるのかなと思います。

 

 

まぁそもそもここまでできている事も奇跡だと思いますので、「みんなで取り組む『学び合い』入門」とか、「アクティブ・ラーニングの評価が分かる!」とか、「週イチでできる! アクティブ・ラーニングの始め方」とかその辺をもう一度読み直しながら、折り合いをつけながら環境にあったやり方にしていこうと思います。