今日は、連携校の高校生がコロナの影響で修学旅行に行けなかった代わりのバス旅行についていきました。
僕らがバスに乗ってしまうとその料金も取られてしまうため、1日日程が開いている院生3人で、自家用車でついていきました。
まぁまぁな長旅だったため、院生とはいろんな話をしたのですが、その中でも印象的だった話が、
「ムンクの”叫び”って絵を見せられて『この絵、どうですか?』と聞くと、日本人の多くは『ムンクの”叫び”ですね』と答えるけど、海外の人は『悲しそうですね』とかいうらしいで」
という話でした。
美術って書いたり、感じたりとその絵に対して自分がどう見るかと言うところが大切だと思うのですが、日本人ってそんな美術すら知識ベースになってしまっているみたいです。
実際、僕も同じ質問をされたら「ムンクの”叫び”」と答えてしまうと思います。
物事を知っていることって大切なことかもしれませんが、知っている事がステータスになってしまうと本来の楽しみ方を見失ってしまう可能性があると思います。
もちろん作品を”知る”というのも1つの楽しみ方ではあると思います。
日本の教育では、”知る”ことが重視されがちですが、もっと感じる事とか表現する能力を育ててみてもいいのではないかなと思いました。