連携校の先生にすごい人がいます。
なんと、競技の世界大会に出た方がいるんです。
国体選手とかは何人か見たことがありますが、世界大会って規模が違いすぎて、、、
そんな方がなんで先生になったかはさておき
実は、そんな先生でも部活動の顧問を持っていないんです。
「世界大会に出た人が部活動の顧問を持ってないなんて、新潟は逆に最先端やな、、、」
と、同じ連携校に行っている人も言っていましたが、それは新潟の人事ではなく、本人の希望だそうです。
なぜ希望して顧問を持たないようになったかと聞くと、それは結婚して子どもが生まれ、そんな時間はないからだそうです。
もちろん、最初は競技の顧問を持っていましたが、そんな人が顧問になると国体選手の合宿とか間違いなくいろんな役員を任されてしまいます。
お子さんはまだ小さく、旦那さんも先生をされているそうで早く家に帰らないといけません。
だから、指導者がしたくでもできないんです。
でも、現状ではそんな人にも部活動の顧問を持たせるようなところもあるみたいですね。
だから先生の数が減ってしまうし、少子化もどんどん進んでしまうんですよ。
どんどんと良くなっては来ていますが、現状の教員の働き方でプライベートを充実させられている人はそんなに多くないはずです。
また、その先生に
「でも、いずれは指導者がしたいんですよね?」
と聞くと
「そうでもない」
という返答が返ってきました。
意外ですよね。
でも、僕も高校野球や大学野球で結構本気な所でやってきたから分かるんですが、本気で競技をしようと思うと練習は過酷で、しかもチーム内での競争も激しい。
そんな中で競技をすると、もちろん野球は楽しいんですが、つらい思い出の方が多くなってしまいます。
現状の部活動と言う形は、全員が全中やインハイに向かう制度になっている。
ただ趣味で競技がしたいだけなのに、なぜ全国を目指さないといけないのか。
そんな人は、部活動を引退したあと競技を続けるでしょうか?
最近では“生涯スポーツ”という言葉が多く使われていますが、こうやって競技自体を楽しむような仕組みが部活動にはないというのも問題だと思います。
まだまだ生涯スポーツの実現は遠そうですね。
自分の子どもが中学生になる頃には、もっとよくなってればいいなぁ。