明日の自分へ

高校教員です。朝か夕方に、ほぼ毎日なにか書きます。

プレッシャーは選手の能力や可能性を引き出すのか???

僕は5歳の頃から野球をやっています。

 

高校、大学と進学も野球を使って進学しました。

 

 

また、父も祖父も野球をやっていたため、家に帰ればテレビでは阪神タイガースの試合が流れていました。

 

小学校当時の僕の僕のヒーローは赤星憲広選手。

 

良く赤い星を持って甲子園球場に応援に行ったものです。

 

 

 

セ・リーグでは阪神ファンなんですが、パ・リーグでは千葉ロッテマリーンズファン。

 

2010年にリーグ戦3位から日本一で下克上を果たしてから、もっぱらロッテにはまりました。

 

 

 

さてさて、そんな千葉ロッテマリーンズで最近話題を呼んだのが、香月選手と巨人の澤村選手の電撃トレードです。

 

両チームの方針ともマッチして成立したトレードでしたが、本当に衝撃でしたね、、、。

 

 

 

そんな澤村選手、ロッテに来た初日からなんと1軍のマウンドで躍動しました。

 

巨人時代は極度に制球難(ストライクが入らない状態)に苦しみ、1時3軍に落とされるという屈辱も味わいました。

 

しかし、ロッテに来てからはまだ走者を1人も許さないほど完璧な投球が続いています。

 

 

 

さて、なぜ澤村選手はチームを移動しただけでこれほどまでに変われたのでしょうか?

 

それがすべてではありませんが、その要因として巨人と言うプレッシャーから解放されたという事があると思います。

 

 

 

巨人と言えば、野球をほとんど知らない人でも名前は聞いたことのある有名な球団で、実力は現在も健在。

 

2位と大きく差を広げてペナントレースを独走しております。

 

歴史と伝統がある常勝軍団でプレーするのは相当なプレッシャーがかかるはずです。

 

それがゆえに、菅野選手や坂本選手、最近では岡本選手等スター選手は多く現れますが、逆につぶれてしまう選手も多いです。

 

 

澤村選手も潰れそうになってしまっていましたが、ロッテに移籍することによってそのプレッシャーから解放され、伸び伸びとプレーできるようになりました。

 

 

こういった選手は澤村選手だけではなく、日ハムの大田選手もこれに該当します。

 

 

 

このような事例を見ると、最大のパフォーマンスを発揮するには、野球自体を楽しんだり、伸び伸びプレーすることが大切なんだなと思います。

 

 

 

僕が高校の時の友人で、チャンスになるとめちゃくちゃ打つ奴がいるんですが、「なんでそんなに打てるん?」と聞くと

 

「チャンスが来たら、自分が打ってヒーローになる未来が見えるねん」

 

と言っていました。

 

彼は緊張するわけではなく、その場を楽しんでいたのです。

 

 

 

最近はだんだんと減ってきたなぁという印象がありましたが、スポーツの指導を根性論ですることって、選手の可能性を潰す可能性があると思うんです。

 

確かにそれで鍛えれるものはあるかもしれませんが、その代わりその選手のスポーツが大好きという心を奪う事は代償がでかすぎると思います。

 

大学で一緒に野球をやっていた友人の中にも「なんで俺野球やってるんやろ、、、」と言っている人もいました。

 

本来楽しんでするはずのスポーツを義務感でやっているのです。

 

野球ってあんなに楽しいスポーツなのに、なんだか悲しくなりました。

 

 

 

最高のパフォーマンスを発揮するためには適度な緊張感は必要かもしれませんが、過度なプレッシャーは逆効果になります。

 

「練習しなさい!」

 

「勉強しなさい!」

 

そうやって子どもの可能性を潰してしまっている方はいませんか?

 

 

 

そうじゃなくて子どもに伸び伸びさせることによって、子どもの可能性を広げてあげられるような指導が素敵だなと思います。