明日の自分へ

高校教員です。朝か夕方に、ほぼ毎日なにか書きます。

部活動を断るより先にやるべきことー「何を言うか」より「誰が言うか」ー

部活動がつらい、、、

 

そして、部活動が教育課程外であり、法律的に校長も命令することが出来ないと気付いている方がだんだんと増えてきています。

 

その方々の多くは、まず部活動を「断ってみる」という選択をされています。

 

断ってみて無理だった方、負担の少ない部活に配置された方、拒否が成功した方それぞれいらっしゃると思いますが、そうして部活動を断るという文化がだんだんと広がっていけば部活動がいずれ成り立たなくなります。

 

そうすれば見事、部活動を断った方の勝利となります。

 

 

でも、成り立たなくするというのは、ちょっと気が引けますよね、、、

 

だって、部活動がしたい子どもだっていますし、、、

 

そんなことしたら保護者に何を言われるか、、、

 

 

 

でも、少子化の影響もあり、このままでは何もしなくても部活動は勝手に成り立たなくなってしまいます。

 

 

僕は、そんなスポーツがしたい子どものための受け皿として提案しているのが社会体育、特に総合型地域スポーツクラブです。

 

 

少しでも多くの先生方にこの受け皿のことを知っていただき、多くの子どもをそちらを進めていただくことが部活動の縮小を少しでも早め、かつスポーツがしたい子どもが救われる道だと思います。

 

 

 

さて、今日は部活動を断ることについてお話しようと思います。

 

 

確かに、教員の負担と言えば?と聞いて真っ先に出てくるのは部活動です。

 

だから、断りたくなるのも無理ありません。

 

しかし、いきなり「部活動の顧問はお断りします」と言うと、「うわぁ、ややこしい奴はいってきたで、、、」となってしまいます。

 

 

現在の教員は、文化的に部活動の顧問をすることが当たり前になってしまっています。

 

どれだけ断る理由を言ったところで、教育界に強く根付いた部活を断ることはそう容易ではありません。

 

 

そこで、断る前にやっていただきたいことが、先生方との信頼関係を作ることです。

 

「君が言うなら仕方ないか、、、」

 

そうやって思わせることです。

 

 

 

ここまで多くの記事で書いてきましたが、ここで出てくるのも「何を言うか」ではなく「誰が言うか」という事です。(このことは、西川先生だけでなく上越教育大学の赤坂真二先生もおっしゃっていたので間違いありません。)

 

信用のない人が断る理由をどれだけ言ったところで「部活を断るなんてなんてことだ!」「君はほかの仕事もろくにやらないだろ!」と言われてしまいます。

 

逆に、信頼されている人であれば「君にはいつも助けてもらってるからね」と意外とすっと通ることがあるかもしれません。

 

 

では、どうすれば人々の信頼を得ることができるのか?

 

それは、ごく簡単な事を実践するだけです

 

「おはようございます」

「ありがとうございました」

「すみませんでした」

「お先に失礼します」

 

この4つを徹底することです。

 

そして、余裕がある人は

 

「何かお手伝いしましょうか?」

 

これが言えればさらにGoodです!

 

 

詳しくは、この本をお読みください。

 

 

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お値段なんと628円!

 

安いですね、、、

 

 

 

断るという事は自分だけではなくたくさんの先生方を救いますし、子どもに社会体育を勧めることも部活動の縮小に向けてスピードを速めることになります。

 

でも、その前に

 

「何を言うか」より「誰が言うか」

 

という事を思い出して、まずは人々の信頼を獲得するところから始めてみましょう!