社会体育へインタビュー~さんわスポーツクラブ~

先程、さんわスポーツクラブさんへインタビューに伺わせていただきました。

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https://sanwaspo.com/


さんわスポーツクラブさんは、「元気に遊んで楽しんで!」をキャッチフレーズに活動されています。


また、ミッションとして

・青少年の健全育成

・地域の活性化

・住民の健康作り

の3本柱で活動されています。




今日は本当にたくさんのことを教えていただきました。



さんわスポーツクラブは、部活動支援として地域の学校と連携しているそうなのですが、現状の部活動には様々な課題があるそうです。



この中でも印象的だった

「現状の部活動は誰も満足していない」
という言葉です。



本当に、現状の部活動の形は誰も満足していません。


教員にとっても、生徒にとってもです。



部活動は、働き方的に法律違反です。

これって知らない人、多いのではないでしょうか?




まず、基本的に教員には時間外勤務を命令することはできません。

命令できるとしても、「超勤四項目」といって、その項目に当てはまることしか命令できません。

それを記した政令がが以下です。


公立の義務教育諸学校等の教育職員を正規の勤務時間を超えて勤務させる場合等の基準を定める政令


1 教育職員については、正規の勤務時間の割振りを適正に行い、原則として時間外勤務を命じないものとする。

2 教育職員に対し、時間外勤務を命ずる場合は、次に掲げる業務に従事する場合であって臨時又は緊急のやむをえない必要があるときに限るものとすること。

 イ 校外実習その他生徒の実習に関する業務
 ロ 修学旅行その他学校の行事に関する業務
 ハ 職員会議に関する業務
 ニ 非常災害の場合、児童又は生徒の指導に関し緊急の措置を必要とする場合その他やむを得ない場合に必要な業務



このイロハニに、部活動に関わることは書いてありませんよね?

ということは、勤務時間を超えて活動してしまう部活動は、全て法律違反になります。




にも関わらずまだまだ時間外に部活動をしているところばかりです。

多くの先生方にとって部活動は負担になってしまっているにも関わらずです。



また、生徒も満足できる形ではありません。


まず、専門の人に教えてもらえないこと。

これは「なんでやったこと無い人に教えられなあかんねん」とモチベーション低下の要因になってしまいます、

また、専門でない人が教えるスポーツって、危機管理ができないことが多いと思いませんか?

当たり前です。

経験として、どうすれば危険を回避することができるのかが分からないのですから。



専門的に指導したことがないが故に、永遠と走らせるといった指導をしてしまったり、技術の指導ができないが故に、責めて人間教育だけでもと体罰に走ったりしてしまうことも、、、



こんな形の部活動が健全な訳ありません。




教師のためにも生徒のためにも、変わらないといけないんです。




インターハイ、全中についても言及されていました。


インターハイや全中は、勝って終われるチームは1校しかないんです。

本気で競技に取り組んだり、プロを目指したりするの人はいいかもしれませんが、もちろん趣味で競技がしたいひともいますし、友達作りがしたいだけなのかもしれません。

現状の部活動ではその目的に関係なく、全員がインターハイ、全中に向かいます。



果たして本当に、部活動の価値はそこにあるのでしょうか?



さんわスポーツクラブのバレー部で、こんな子どもがいたそうです。



とても楽しくバレーをしていて、コーチの方も楽しく指導されていて、みんなが楽しくバレーをしているため、チームはどんどん強くなっていきました。

しかし、コロナ禍で最後の大会を開催することができません。

子どもたちに、最後どうしたいか訪ねると、どのような回答が返ってきたとおもいますか?



「コーチと練習することが楽しいから、最後もコーチと練習がしたい」



試合ではなく最後に練習がしたいと言うのです。

でも、子どもがそれを望むなら、それでよくないですか?

それによって、その子は純粋にバレーを楽しめたのですから。



この話を聞くと、様々な目的を持つ子どもが混在し、全員が全中を目指すことになっている現状のやり方はたくさんの子どもの可能性を潰していると思いませんか?




この現状を打破するためにも、部活動を完全に社会体育に移行することは必須なんです。



でも、なんであまりこの動きが進まないのでしょうか?



一番大きな理由として


人材の確保


を挙げられました。



部活動の時間に手が空いている人なんて早々いませんよね。

就職して働き盛りの若者なんか特にです。

お金を払った上で人を呼ぶこともできるんですが、そうしようにもそんなお金もありません。



受け皿として社会体育があるのはとてもいいことなんですが、社会体育側の準備を整えるのも結構大変なようです。


その対策として、「平日はすべての競技の子どもと一緒にからだ作りをする、休日はやりたい競技毎にそれぞれの会場へ向かう」といったことも話してくださいました。

そもそも、毎日毎日やる必要もありませんしね。


本当に毎日競技がしたければ、毎日競技ができるようなクラブを選択して、そこにいけばいいだけの話ですしね。



新潟県内には、総合型地域スポーツクラブに就職し、生計を立てることができるクラブもあるそうです。

次回はそこにインタビューに行こうかな。



学びが多い今回の訪問でした。




ご協力いただいたさんわスポーツクラブの方々、ありがとうございました!