いよいよ本日から、僕の学校支援プロジェクトが開始されました。
学校支援プロジェクトとは、8月後半~12月まで地域の学校に大学院生が入らせていただいて、学校課題を解決しているという教職大学院独自のプログラムです。
今年は新型コロナウイルスの影響で開始時期が遅くなってしまったのですが、満を持して本日が連携の初日だったというわけです。
今年は昨年と別の高校に入って活動させていただきます。
初日の今日は、教頭先生からの学校紹介や、自分の担当するクラスの授業を見学するといったことをしました。
数学の先生は、西川研究室が連携に入ってから『学び合い』をずっとして下さっている方です。
その先生の『学び合い』の様子を教室をウロウロしながら見ていたのですが、まず何より感じたのが子どもたちがいい表情をして取り組んでいるという事です。
一斉授業であ生徒はあんな表情をしながら取り組むでしょうか?
もちろん、全員が真面目に取り組んでいるわけではありませんが、楽しく談笑しながら取り組む生徒、真剣に教え合いながら取り組む生徒、床でプリントを進める生徒もいましたが、その子はその子でちゃんと課題を進めていました。
ああいう姿を見ると、やっぱり『学び合い』っていいよねと改めて感じます。
また、先生は、『学び合い』に入る前に少し授業の内容の解説をするのですが、その解説も聞く子ども、聞かずに遊んでいる子ども、聞かずに先にプリントに取り組むこどもそれぞれいました。
その解説の意図を先生に聞いたわけではありませんが、あれをしておくことって自分を守るためには有効な事なんじゃないか???と考えました。
「なんで先生教えてくれないのー?」に対して答えることが出来ますし、教えたことにもできるんで、職務放棄ともいわれません。
もし「あんなの授業放棄だ!」と見学に来た人に言われた時、授業の最初にあのように板書していたとしたら「教えたうえで、アクティブラーニングを実践しています」と返すことが出来ます。
西川先生が書いた書籍『みんなで取り組む『学び合い』入門』にも書いてありますが、まず現場で『学び合い』を実践するには、教師自身が現場の先生と折り合いをつけ、『学び合い』ができる環境にしなければいけません。
先生がやっていたその方法は、その環境を作るための一つの方法になると思います。
今日は1日目だったのであまり活動することはありませんでしたが、やっぱり高校のあの空気や雰囲気が自分は好きだなと思いました。
これから4カ月ほどの短い期間にはなりますが、どんなドラマが待っているのか楽しみです!