先日、「人とのつながりとは、人に助けを求められるかどうかが大事」という事を記事にしました。
では、次は人とつながるにはどうしたらいいのか?についてお話をしたいと思います。
先日、「みんなde『学び合い』フォーラム」というイベントに参加させていただきました。
山口さんが掲げている理想のまちづくりとして
「助けて」「しんどいねん」
が言えるまちをというお話をされていました。
僕がいう人とのつながりである「助けが求められること」とも見事にマッチしていますね。
では、山口さんはどのようにしてそれを実現しようとしているのか?
山口さんは区長として積極的に活動されているのですが、「やってみて怒られよう」と自分でもおっしゃっているように、割と思い切ったこともされているようです。
もちろん人間が行動を起こし、なおかつ今までと大きく変わるような活動をすると、多くの方から批判を浴びることも少なくありません。
それでも活動を続ける山口さんに
「批判をたくさん浴びてもなお「変えたい!」と思う勇気はどうやって維持していますか?また、どうやったら「まちを変えたい!」と思う人を増やすことができますか?」
という質問をさせていただきました。
そのご回答に、「助けて」が言える集団作りのそのヒントが隠されていたように思います。
「私だって人間やからめちゃくちゃしんどいし、全然能力なんかない。でも、私自身が弱音を吐くことで地域のお母さんも「助けて」と言えるようになったらいいと思う」
とおっしゃっていました。
これってものすごく大事やし、難しい事だと思います。
人間やっぱり自分の弱みを見せるのってつらいし、むしろ見せたくない人の方が多いと思います。
でも、自分の弱みを誰かに見せないと、「助けて」という事はできません。
そもそも、自分の弱みに気付いてるけど認めていない人もたくさんいると思います。
そういう人は、今自分がやっていることについて「やめたほうがいいよ」「効果得た方がいいよ」と誰かにアドバイスされているにも関わらず「続けていれば必ず成功する」と他の人の意見に耳を貸すことができません。
そんな人たちにまずは言いたい。
ひとりでできる事なんてほんまにちっぽけなことことしかできません
自分の力を信じることは大切ですが、他の人の言う事に耳を貸さないのは本当に損しています。
まずは自分の弱みを認めましょう。
そして次のステップが、自分の弱みを見せることです。
それこそが「助けて」「しんどい」と言えること、つまり人とつながることにつながります。
学校って、自分の弱みを見せることができない組織の一つだと思います。
だってそんなこと言うと、「あんな学校に通わせたくない」「学校の先生の言う事なんか聞かなくていい」と言われてしまうから。
いやいや、そんなことはありません。
「○○ができていないので助けて下さい」と自分の弱みを認め、発信し、誠実におねがいすれば 助けてくれる人は出てくると思いますし、自分の失敗を認めずに強がる人よりも、自分の弱みを認めて誠実である人の方が地域の人には認められるはずです。
そうやって地域とつながっていけば、学校だけでなく、地域で子どもを育てることができる。
なんて素敵で温かい地域なんでしょう、、、
そんな地域で自分の子どもを育てたいと思いませんか?