明日の自分へ

高校教員です。朝か夕方に、ほぼ毎日なにか書きます。

『学び合い』とて教育の万能薬ではないと思う

西川先生が授業で、「従来授業の方が『学び合い』より勝る点はあるか?」という課題を出したそうです。

 

んー、思いつかん、、、。

 

強いて言うなら「従来授業の方が、先生のペースで授業が進められるし、学生にとっても何もしていなくても授業が進むので楽」とか、「従来授業をやっていた方が、周りの先生と揉めない」(周りの先生と揉めないためにも『学び合い』を隠れてやっている方のことを隠れキリシタンと表現したりもします)とかそのぐらいしか思いつかないです、、、。

 

でも、かといって「『学び合い』でやったら解決するよねそれ」といって、自分の思考を停止させてしまうのもあまりよくないと思います。

 

西川研究室にいると、『学び合い』の良さを体験することができますし、『学び合い』について深く知ることもできます。

 

そして実際に『学び合い』が好きです。現場に行ったらきっと『学び合い』で授業をすると思います。

 

でも、『学び合い』こそが万能とか、最終的にすべて『学び合い』にたどり着くっていう思考は、自分の成長を止めかねない危険な考え方だと思います。

 

『学び合い』だって失敗するし、ものすごくリスクも高い考え方です。

 

ちゃんと理解せずにやると「先生、教えてもくれないし何もしてない」と一人も見捨てないという目標でやっているにも関わらず生徒から見捨てられてしまいます。

 

『学び合い』がすべてではないし、他の授業方法が悪いという事もない。

 

大切なのは、常に学び続ける姿勢だと思います。

 

『学び合い』をしていたとしても、『学び合い』じゃない授業について知ることで、その一部が『学び合い』の中で使えるかもしれません。

 

もしかしたらこれから、『学び合い』を超える実践が出てくるかもしれません。

 

 

自分が言いたいことは、タイトルでも書いている通り

 

『学び合い』とて教育の万能薬ではない

 

という事です。

 

最後に”と思う”と書いているのは、実際に現場に出て実践したわけではないので本当にそうかは分からないということと、あとは自分にまだまだ自信が持てていない証拠なのかもしれませんね。

 

 

 

たまには、西川研究室や『学び合い』コミュニティから飛び出して、いつもと違う環境にもまれてみるのもいいのではないでしょうか?

 

そうすると、『学び合い』や自分の教育観について一度立ち止まって客観的に見ることができるようになるかもしれません。