植西聰さんの『後悔しないコツ──心がいつも前を向く95のことば』を読みました。
何か後悔する事があったわけでもないし、僕自身そんなに公開するような人間でもありませんが、なぜか気になったので読んでみました。
タイトルにもある「後悔しないコツ」として、この本から学んだ一番大きなことは「後悔しないためには過去の失敗をネガティブに考えない」という事です。
生活していればもちろん少なからず失敗はつきものですし、「あの時ああしていれば・・・」と思う事がある事は普通のことだと思います。ただ、その失敗も今の自分に活きていると考えることが重要です。
「安いからってこんな安易に買うんじゃなかった・・・」と思う買い物をしてしまった事がある方はたくさんいらっしゃると思いますが、その買い物があったおかげで次から同じような浪費の仕方はしない訳です。
「なんであの時あんなこと言ったんやろう・・・」と思う事を言ってしまったとしても、その経験があるから同じような状況の場面で効果的な発言ができるわけです。
人間、いろんな失敗をするからこそ日々成長しているんです。だから、「なんであの時・・・」と思うんじゃなくて、「あの時の失敗があるから」と考える事ができれば、後悔することも少なくなるんじゃないかなと思います。
ただ、その失敗を忘れてしまって同じことを何回もしてしまえば、それは本当の失敗になってしまいます。後悔するようなことを忘れるんじゃなくて、次に活かすようにしてみましょう。
そもそも、「あのときああしていれば・・・」と終わった後は考えることができるかもしれませんが、それはただの結果論なのであって、その時の自分にとってその行動は最良の選択だったに違いありません。
だから、後悔なんてする必要ないんです。
そして、そう思えるように毎日を全力で生きたいですね。
そんなことを学ばせていただいた1冊でした。