明日の自分へ

高校教員です。朝か夕方に、ほぼ毎日なにか書きます。

後悔はただの結果論であって、その時の自分にとってはきっと最良の選択

植西聰さんの『後悔しないコツ──心がいつも前を向く95のことば』を読みました。

 

 

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後悔しないコツ──心がいつも前を向く95のことば 植西 聰 https://www.amazon.co.jp/dp/4426125251/ref=cm_sw_r_tw_dp_3XC1BWG8JHMEHHM43GP3

 

何か後悔する事があったわけでもないし、僕自身そんなに公開するような人間でもありませんが、なぜか気になったので読んでみました。

 

タイトルにもある「後悔しないコツ」として、この本から学んだ一番大きなことは「後悔しないためには過去の失敗をネガティブに考えない」という事です。

 

 

生活していればもちろん少なからず失敗はつきものですし、「あの時ああしていれば・・・」と思う事がある事は普通のことだと思います。ただ、その失敗も今の自分に活きていると考えることが重要です。

 

「安いからってこんな安易に買うんじゃなかった・・・」と思う買い物をしてしまった事がある方はたくさんいらっしゃると思いますが、その買い物があったおかげで次から同じような浪費の仕方はしない訳です。

 

「なんであの時あんなこと言ったんやろう・・・」と思う事を言ってしまったとしても、その経験があるから同じような状況の場面で効果的な発言ができるわけです。

 

人間、いろんな失敗をするからこそ日々成長しているんです。だから、「なんであの時・・・」と思うんじゃなくて、「あの時の失敗があるから」と考える事ができれば、後悔することも少なくなるんじゃないかなと思います。

 

ただ、その失敗を忘れてしまって同じことを何回もしてしまえば、それは本当の失敗になってしまいます。後悔するようなことを忘れるんじゃなくて、次に活かすようにしてみましょう。

 

 

そもそも、「あのときああしていれば・・・」と終わった後は考えることができるかもしれませんが、それはただの結果論なのであって、その時の自分にとってその行動は最良の選択だったに違いありません。

 

だから、後悔なんてする必要ないんです。

 

そして、そう思えるように毎日を全力で生きたいですね。

 

 

そんなことを学ばせていただいた1冊でした。

集団面接試験に行ってきました

教員採用試験の集団面接にいってきました。

 

集団面接は2年ぶりだったのですが、その時と少しやり方が違っていました。前回までは、集団討論が始まるまでに進行役を決めておく方法だったのですが、今回は討論の中で進行役を決めるようになっていました。

 

テーマが発表され、面接官の方に「では、始めてください」と言われると、最初にもちろん誰かが話始めないと始まらないですよね。そこで僕が「では、進行役はいかがいたしますか?」と話を始めてしまったため、進行役を決める会話の進行役になり、そのまま僕が「では、私が進行役をさせていただいてもよろしいでしょうか?」と進行役をやる事に。

 

大丈夫かなぁ、、、と一瞬思ったのですが、大学院生の時にゼミ長をやっていてその時にゼミの進行をしていたり、オンラインではありますが『学び合い』の会で進行役をやったりと、意外と進行役の経験があったんですね、僕。

 

その甲斐もあってか、進行は割とスムーズにできたんじゃないかなぁと思います。

 

集団討論とか面接試験って、毎回できたかどうかの手ごたえあまり分からないのですが、今回は割とできたんじゃないかなぁと思っています。前日まで読んでいた、坪田まり子さんの書籍に書いてあった「何を言うかより、どう見えるか、どう聞こえるか」という事を意識しながら行えた事がよかったんだと思います。

 

とか言いながら次に進めてなかったら少し恥ずかしいですが、、、。結果、出てたらいいなぁ。

 

さて、また来週から学校勤務。そしてもうすぐ夏休み。気合入れて臨もう。

努力は夢中に勝てない

箕輪厚介さんの『伝える力』を読みました。

箕輪さんは常に自分の信じた道を走り続け、その道を走ることに熱狂しています。しかし、その走ってきた道を振り返って満足する事はせず、常に変化し続けています。

満足してしまった時点で成長が止まってしまうといった事は、ジム・コリンズさんのビジョナリー・カンパニーにも書かれていました。


この、「満足してしまったら成長が止まってしまう」ってどこに書いとったんやろうとブログをさかのぼって調べたのですが、ビジョナリー・カンパニーについて書かれた記事を投稿したのは343日前と書かれていました。あれからそんなに経ったんやなぁ、、、


そんな話は置いておいて。


この本で一番印象的だったのは、「努力は夢中に勝てない」という言葉です。

僕は幼少のころから野球を続けてきました。高校野球大学野球では「練習の虫」とよく言われるほど誰よりも努力していたという自負があります。

ただ、この「努力は夢中に勝てない」という言葉を見たとき、果たしてあれは努力だったのか?と考えました。


努力とか、頑張るとかって、どこか無理してるニュアンスがありません?

そろそろ眠たくなってきた。でももうちょっと勉強頑張ろう。

そろそろ疲れてきた。でももうちょっと頑張って練習しよう。

確かに結果を出すにはこの「頑張る」という事は有効なのかもしれませんが、どこか自分に無理をさせてしまっている感じがします。


僕は高校、大学時代と無理をしていたのでしょうか?振り返ると、別に無理していたわけではありません。だって、練習することは楽しかったから。


周りからは「頑張ってんな~」とか、時には「狂ったように練習してるな」とか言われたこともあります。でも、狂ったように何かに夢中に慣れることって、周りからどう見えようと無理してる感覚はありません。

だから、いくらでも練習し続けられるんです。


何かに夢中になる理由としては、楽しいとか、ワクワクするとかそういった理由が一番だと思います。

勉強、練習、仕事、何にしても「楽しい」とか、「ワクワクする」といった仕組みを作ることであったり、自分にとって楽しい何かを見つけたりと、その活動に対して夢中になる方法を見つけることでその活動に対して熱狂できるのではないでしょうか?

そもそも、好きなことをやっているという方は、そんな事をする必要はありませんよね。

逆に、どう頑張っても夢中になれない事をやっている人は、思い切ってやめてしまうとおいう事も一つの方法だと思います。それも1つの勇気です。



そういった意味でも、一見「異端」とか「破天荒」に見える箕輪さんの活動の仕方は、本人にとってはやりたいことに熱狂しているだけで、何も無理はしていないのだと思います。だから、「おかしい」と言われようが突き進むことができ、その上で結果を残すことができるのだと思います。



時には敵を増やしてしまいかねない危ない方法も箕輪さんもされていて、そこにつきましては僕は参考程度にすることにしますが、「努力は夢中に勝てない」という事を心に刻みまして、さらに自分の活動に熱狂していきたいと思います。

心は言葉に表れる

今週の日曜日、教員採用試験の集団討論があります。それに向けて、池上彰さんの『伝える力』と、坪田まり子さんの『面接で『特A』をとる!』を読んでいます。坪田さんの書籍は春先に大学院時代のゼミ生から借りたものなのですが、まだ借りてしまっています。採用試験が終わるまでは許して・・・。またお礼しますので、、、。


さて、この2つの書籍に共通して書いてあることは、大切なことは「何をいうかより、どう見えるか、どう聞こえるか」ということです。

面接で、もっともなことを言っていたとしても、「いや、君明らかにそういう人ちゃうやん、、、」と思われてしまえばそこで試合終了だからです。

「僕はリーダーシップがあって、、、」と言いながらおどおどしていたらよくは見えませんよね。


では、どうすれば印象良く見えるのでしょうか?それは、「心」がこもっているかどうかだそうです。結局テクニック的な所ではなく、抽象的なことになってしまうのですが、どう見えるかは「心」が非常に重要になってきます。

坪田さんの書籍には「ビジネスマナーは心」とも書いています。

正しい敬語が使えている、挨拶がちゃんとできる事はもちろん重要なのですが、「敬語なんてめんどくさいなぁ」と思って敬語を使っている方の言葉はどこかそのように聞こえてしまいますし、逆にたどたどしい敬語を使ってたとしても、その人の心がちゃんと相手を敬っていれば相手にも伝わります。

また、昨日の記事にも書きましたが、相手をちゃんと敬っている人の言葉は、自然と丁寧な言葉になってきます。それがきっと、「ビジネスマナーは心」ということなのでしょう。


それでも、「敬語なんかめんどくさいなぁ」と思う方はいらっしゃると思います。そういった方は、敬語に対しての考え方を変えてみてはいかがでしょうか?

敬語や挨拶は、「ちゃんと使えているだけで相手を敬っている事になる魔法の言葉」とも言い換えることができると思います。

もちろん、そこに心はあるべきなのですが、どうしても心を持てないという方に関しては、そう考えて敬語を使うのも1つの手だと思います。また、そうやって敬語を使っていれば、後から心はついてくるかもしれません。



最後は、卵が先かニワトリが先か的な話になってしまいましたが、最も重要なことは「心」だということは変わりありません。また、「心」とは一朝一夕で育つものでもありません。普段から相手に敬う心を持ち、丁寧な言葉遣いをしていなければ、面接でも相手に深く突っ込まれた際にボロが出てしまいます。

そういった意味でも普段の生活から相手を敬うという事を心がけて生きていきたいですね。

池上彰さんと箕輪厚介さんの文章の違い

読みやすい本と読みにくい本の違いってなんでしょうか?僕がまずパッと思いつくのは、語尾が"ですます調"か"である調"かという違いが大きいなと思います。

 

最近、箕輪厚介さんの『死ぬこと以外かすり傷』と、池上彰さんの『伝える力』を読みました。『伝える力』はまだ読んでいる途中なのですが、伝える事をタイトルにしてあるだけに、とても読みやすい本です。

 

報道などで鍛えられた池上さんの文章力や、伝える事のテクニックももちろんあると思いますが、何より丁寧な言葉遣いで文章が書かれてあります。

 

どのように書けば相手に伝わりやすいのか、そう考えながら文章を書いている結果、池上さんの文章は丁寧な言葉遣いになり、結果非常に読みやすいものになっているんだと思います。

 

 

箕輪さんの書籍は池上さんとは対照的で、「○○しろ」と命令口調で書いているところが多いです。ただ、それは箕輪さんの目的ができるだけ多くの人に読んでもらう事ではなく、「俺についてこれる奴だけついてこい」と言わんばかりに、伝わる人にだけ伝わればいいと思って書いているからだと思います。

 

何より、箕輪さんは書籍を出版で一番成長ししているのは読者ではなく自分だとおっしゃっているぐらいですので、「○○しろ」とはもしかしたら自分への言葉なのかもしれませんね。

 

 

 

両方とも学ぶものが多く、読んでよかったと思える書籍なんですが、あまりにも書き方が対照的です。

 

誰に向けているのか、何が目的なのかによって、書き方もこうして工夫する事が必要なんだなと思いました。

トレーニングの5大原則はトレーニングに限った話ではない

レーニングの5大原則ってご存じですか?

 

1.全面性の原則
全身をバランスよく鍛えること

 

2.個別性の原則
年齢、性別、体力、生活環境、習慣、性格、運動の嗜好など自分に合ったやり方をすること

 

3.意識性の原則
運動の内容、目的、意義をよく理解し、どこの部位を鍛えているのか意識しながら行うとトレーニングをすること。

 

4.漸進性の原則
筋肉を増やしていくためには、同じ負荷でずっと続けるのではなく、徐々に負荷を高めていくこと。

 

5.反復性の原則
レーニングは継続的に行うことでより大きな効果が得られるということ。

 

 

これらを意識して行わなければ、トレーニングの効果は下がってしまいます。

 

 

 

僕は毎朝筋トレを続けているのですが、最近効果が実感できません。なぜだろうと考えてみたのですが、僕のトレーニングってずっと自重(自分の体重を使って)でやってるんですね?

 

筋トレをすればするほどエネルギーを使い、体脂肪を落とすことができるのですが、そうするともちろん体重も落ちていきます。そうすると、トレーニングをする上での負荷がどんどんと軽くなってしまうんです。

 

先ほどのトレーニングの5大原則の4つ目である「漸進性の原則」の反対の事をやってしまってるわけです。だから段々効果が落ちてしまってるんやなぁ、、、。

 

 

 

さて、この5つの原則なんですが、実際トレーニングに限った事ではないんじゃないかなと思います。

 

例えば勉強。バランスよく勉強しないと点数が偏ってしまいますし(全面性)、人によって勉強方法を変えないといけない(個別性)。勉強の目的や、どの勉強をするべきかをしっかりと理解し(意識性)、できるようになったら次のレベルの事をする必要がある(漸進性)。続けなければいずれ忘れてしまう(反復性)。

 

見事に当てはまってますよね。

 

 

レーニングとは自分の体を成長させるためにするものなのですが、トレーニングだけでなく自分を成長させようと思えばこの5大原則に当てはめる必要があるんだなと思いました。

 

このブログにしても、ただ続けるだけでなくやはり続けることに意味があると思いますし、本を読むにも同じ本ばかり読んでいても意味がない。

 

 

特に漸進性に関しては忘れがちになってしまうので、できるようであればどんどんレベルアップさせた活動をしようと思います。

ワクチンを接種してきました

ついに新型コロナウイルスのワクチン接種をしてきました。

今のところ体調は安定していて、少し筋肉痛のような違和感があります。

ワクチンを打ってすぐに失神するというトラブルはありましたが、そもそも歯医者の部分麻酔で失神してしまう私にとってはワクチン接種というよりそもそも注射をするということが問題のようです。

ある調査によると、日本人の約10%は打たないと決めていて、約50%の人は打つか迷っているという方だそうです。もちろん、副反応が怖いという方がいることも当然の事だと思います。

そういった方をウイルスから守るためにも、周りの方の免疫を強くして集団としての免疫を高めていきましょうということも、ワクチン接種をこうして進めている理由だそうです。

ワクチンが足りなかったり、保存方法に不備があって無駄にしてしまったワクチンがあったりもしますが、オリンピックも今月に迫り、何より多くの方が望んでいるのは元通りの生活だと思います。

どこかへ遊びに行ったり、仕事終わりに飲みに行ったり。そんな日常が少しでも早く戻ってくるように、ワクチン接種がスムーズに進むことを祈っています。